なぜ今ダサかっこいいスニーカーがウケてるのか、プロに訊いてみた。
【春のスニーカー&革靴大特集!】さまざまな角度から「買う意味のある」春新作を紹介!
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写真を拡大 〈インターシュー〉14,800円+税(問:イケダヤ靴店 ☎︎03-3832-0248)
■ なぜその色を選んだ! そう叫びたくなるのがミソだ
3足目は一般には聞き慣れない〈インターシュー〉というブランドのダッドスニーカー。「レバノンのシューズブランドなんですが、まずカラーバランスが…普通、ここに黒を持ってこないですよね? でも、ポイントはそういうところなんです。見た目をシュッとさせたいのであれば普通は白なのに、黒を持って来る、アンバランス。今、洋服がシンプルになっている中で、こういうのがフィットするのはある意味時代の必然なのかもしれませんね」
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写真を拡大 〈ZARA〉9,250円+税(問:ザラ・ジャパン カスタマーサービス ☎︎03-6415-8061)
■ 「それ、本当に要ります?」過剰さが逆に魅力になる。
一転、こちらは一般の認知度も高い〈ZARA〉の新作からチョイス。「まず、色数がやたら多い。あとはこの厚底感。機能面を考えても、あえてこんなに底を厚くする必要がないですよね。そういうどこかに余計なものがあることで、素直におしゃれと一言では言えないのが、ダッドスニーカーの真髄と言えるかもしれません」
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写真を拡大 〈セルジオ タッキーニ×ビームス〉13,000円+税(問:ビームスT 原宿 ☎︎03-3470-8601)
■ 余計なものを計算して入れた進化系ダッドスニーカー
最後に紹介してくれたのは、テニス系のブランド〈セルジオ タッキーニ〉とファッショナブルの代表格・BEAMSとのコラボスニーカー。
「なにせこのロゴが“過剰”なんですが、先ほどとは逆で、色を入れることでうまくファッションに昇華しています。でもここが白になっちゃうとアウトで、おじいちゃんの運動靴になってしまう。いい意味で余計なことをしてくれているところが、現在進行形のダッドスニーカーという印象ですね」
大手メーカーが軽さや快適さを追い求める中、利便性に対するカウンターカルチャーとしてブームを巻き起こしている印象のあるダッドスニーカー。流行としてはもちろん、新しい選択肢の一つとして試してみては?
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